過払い金返還請求を自分で行う
過払い金返還請求は、払い過ぎた利息分を債権者に請求して返還してもらう方法です。
大半の方は弁護士や司法書士に依頼して請求しますが、自分で請求することもできます。
法律家に依頼すると、1つの債権者あたり着手金が無料~3万円、成功報酬が取り戻せた金額の2割かかるため、自分で行う方も少なくはありません。
もし自分で請求すれば最低限の費用で済ませることができるでしょう。
まず、実際に過払い金が発生しているかどうかを確認する必要があります。
その確認のために行うのが引き直し計算です。
債権者に対して自分の取り引き履歴の開示請求し、その取引履歴をもとに利息制限法に基づき再計算を行います。
計算は面倒ですが、ネットから引き直し計算の専用ソフトをダウンロードして使うことができます。
実際に過払い金が確認できたら債権者に返還を求める請求をします。
法的効果を持つ請求書を作成する必要があるため、ここでは返還請求所のテンプレートを活用しましょう。
請求書が作成できたら、送ったという証拠を確保するために内容証明で郵送します。
債権者が請求内容に応じた金額を返還すれば、ここで返還請求は終了ですが、もし返還に応じなければ訴訟をおこします。
訴訟と聞くと不安も大きいでしょうが、必ず勝てるため心配する必要はありません。
自分で請求する場合、これらを全て自分で行う必要があるので知識、手間、時間がいります。
もし自信がない場合は法律家に依頼したほうがいいでしょう。